バロックピッチ
著:増澤 幸和
〜オーボエ(バロック)〜
以前、ヨーロッパのECバロックオケが来日したおり、女性メンバーの2人が席を変えずに、リコーダーとバロックオーボエを持ち替えて吹いているのを見て大変なショックを受けました。
それなりの腕前なのにひとりは医者になる道を選ぶというのも驚き。音が柔らかで豊かな響きでした。

チターの右側は、オーボエ属で、左側より順に
イングリッシュホルン(仏名:コールアングレ)、
モダン・オーボエ、ウィンナオーボエ、バロックオーボエです。
バロック時代の楽器は構造がシンプルでピッチA=415と低く作られています。
たまたま行きつけの店(ウィンナ・オーボエを購入した)においてあったので衝動買いをしました。しかし中古の楽器だったためお粗末な運指表とリードが付属されていただけで、適当な指導者もいないため、付属のリードを真似て自作しましたが満足な結果が得られず、断念しておりました。
ある時同じ悩みを抱えた人がインターネットに投稿していました。
「イングリッシュホルンのリードを使ってやってみると少し手直しが必要かもしれませんが、案外いい結果が得られる。騙されたと思って試してみてください。」まさかと思いましたが騙されてみました。
開眼!バロックに関しては残念ながらまだ国内は海外程普及していません。
遅ればせながら若い女性の師匠を見つけ目下試行錯誤でまだ発展途上中です。
第11回 リコーダー、チェンバロ、アンサンブルおさらい会
2016年4月30日 近江楽堂
- 増澤 幸和
- 新コレガリベラ合奏団 主催
- オーボエ、リコーダー奏者
新コレガリベラ合奏団
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私の楽器たち:バロックピッチ
〜オーボエ(バロック)〜
バロック時代の楽器は構造がシンプルでピッチA=415と低く作られています。
たまたま行きつけの店においてあったので衝動買いをしました。 -
私の楽器たち:ウィーンの伝統を守れ
〜オーボエ(ウィンナ)〜
ウィーンに行く度に中古でもいいからと、ウィンナ・オーボエをあちこち探し回りましたが、見つけることが出来ませんでした。
そして、最終的にたどり着いた時の返事は、な、なんと! -
私の楽器たち:オーケストラの必需品
〜オーボエ(モダン)〜
これまでの人生を振り返って、私にとって最も大きな影響を与えたものはオーボエです。
オーケストラにとってオーボエは必需品といわれ入団したもののソロなどが多く目立つ楽器だったのです。 -
私の楽器たち:一音いくら?
〜イングリッシュホルン〜
オーケストラに在籍していると、曲によって時々イングリッシュホルンの含まれたものがあります。
古典ではバロックを除いてありませんが、たまにあっても、選曲の際イングリッシュホルンがいないからと断っておりました。 -
私の楽器たち:震災の陰で
〜リコーダーを通じた出会い(2)〜
2011年の12月には、黒磯の公民館でコンサートを行いましたが、当日行ってみてびっくり。
3月11日の東日本大震災で、白河に疎開しておられた原子力発電所の被災者の方達が招待されていました。 -
私の楽器たち:一生の思い出
今回は、「私の楽器たち」と題し紹介を兼ねた拙文を投稿させていただきます。
一生の思い出
〜リコーダーを通じた出会い(1)〜
2002年の夏から秋にかけて毎年のように那須ステンドグラス美術館の礼拝堂で、ミニ・コンサートを行っていましたが、2009年8月20日に、思いがけないことが、起きました。